学資保険はいらない?200万円では足りないと気づいた42歳が教育費を全部計算した話

保険見直し

「学資保険、ちゃんと見たことなかった」

そう気づいたのは、保険料を全部書き出したときです。毎年9.7万円。18年払い続けて、受け取れるのは200万円。

娘の教育費を計算してみたら、必要な額は約2,000万円でした。

この記事では、学資保険の中身を初めてちゃんと見た42歳の記録と、「そもそも学資保険はいるのか」という問いへの答えを書きます。

📋 この記事でわかること

  • 我が家の学資保険の実態(払込・受取の全内訳)
  • 教育費は実際いくらかかるか(小学校〜大学の試算)
  • 学資保険だけでは足りない理由
  • 学資保険が必要な人・優先度が下がる人の判断基準
  • 我が家が出した結論と今後の方針

我が家の学資保険、中身を初めてちゃんと見た

10年前、妻に「子どもが生まれたら学資保険」と言われて加入しました。内容をちゃんと確認したかというと、正直していませんでした。

先日、保険証券を引っ張り出して初めて数字を整理しました。

💰 我が家の学資保険・内訳

年間払込保険料 約9.7万円
払込期間 18年間
払込総額 約175万円
受取総額(18〜22歳・毎年40万円) 200万円
差し引き +約25万円

175万円払って200万円受け取れる。差し引き25万円のプラスです。

ただし、これは18年かけてのリターン。実質利回りに換算すると年0.3%前後。銀行預金よりはマシという水準です。

娘の教育費、実際いくらかかる?

「学資保険で200万円もらえる」と思っていましたが、そもそも教育費にいくらかかるのかを計算していませんでした。調べてみると、想像より遥かに大きい数字でした。

📊 教育費の目安(公立中学・公立高校・私立文系大学・一人暮らし)

時期 目安金額
中学3年間(公立) 約162万円
高校3年間(公立) 約180万円
大学4年間(私立文系・一人暮らし) 約1,640万円
合計 約2,000万円

※大学の費用は入学金・授業料・生活費を含む概算

中学以前(小学校)の費用を除いても、約2,000万円。

我が家の場合、娘が大学卒業するのは私が56歳のとき。老後資金と教育費が重なる時期です。

学資保険の200万円では全然足りなかった

学資保険で受け取れる200万円は、教育費2,000万円の10分の1です。

残り約1,800万円をどう用意するか。これが本当の問題でした。

❌ 「学資保険に入っている=教育費の準備ができている」は勘違い

  • 学資保険でカバーできるのは教育費全体の5〜10%程度
  • 残り90%は別の手段で準備する必要がある
  • 「入っているから安心」は危険な思い込み

残り800万円を7年で用意するには?

娘が大学に入るまであと7年。今から積み立てで用意できる現実的な額を試算しました。

  • 貯蓄のみで800万円:年間約114万円(月9.5万円)
  • 年利5%の積立投資で800万円:年間約100〜110万円(月8〜9万円)

簡単ではありませんが、「何もしない」よりは確実に動く方がいい。それがこの計算から出た結論です。

そもそも学資保険はいらない?と言われる理由

最近「学資保険はいらない」という意見をよく見かけます。理由を整理してみました。

① 利回りが低い

実質利回りは年0.3%前後。同じ金額を積立NISAで運用した場合、長期では大きな差が出る可能性があります。「確実に増やす」というより「確実に積み立てる」ための仕組みです。

② 途中解約すると元本割れする

急にお金が必要になって解約すると、払込総額より受取額が少なくなります。流動性の低さは大きなデメリットです。

③ 使い道が教育費に固定される

貯蓄や投資なら用途を問わず使えますが、学資保険は基本的に教育費のための積立です。「子どもの進路が変わった」「他の用途に使いたい」となっても柔軟に動けません。

💡 学資保険の本質は「強制貯蓄の仕組み」

利回りが高いわけではない。でも「毎月自動的に積み立てられる」という仕組みに価値があります。自分で投資する自信や余裕がない場合は、学資保険の「強制力」が合理的に働くこともあります。

学資保険が必要な人・優先度が下がる人

✅ 学資保険がおすすめな人

  • 「絶対に途中で使わない」と決めて積み立てたい
  • 自分で投資・運用するのが不安・面倒
  • 教育費を他の家計と完全に分けて管理したい
  • 貯蓄が苦手で強制的な仕組みが必要

✅ 学資保険の優先度が下がる人

  • 積立NISAなど長期投資を自分で続けられる
  • 流動性のある貯蓄が300万円以上ある
  • 教育費以外の用途にも柔軟に使いたい
  • 元本割れリスクより機会損失リスクを重視する

「学資保険が必要かどうか」は、投資への慣れと家計の状況次第です。どちらが正解という話ではありません。

我が家はどうするか

FPに相談したところ、「今の学資保険は途中解約すると損をする可能性が高い。満期まで継続した方がいい」というアドバイスをもらいました。

つまり、今ある学資保険はそのまま継続。問題は残り1,800万円をどう積み上げるかです。

📋 我が家の今後の方針

  • 学資保険:満期まで継続(解約しない)
  • 積立NISA:月3〜5万円で長期積立を検討中
  • 支出削減:保険料の見直しで捻出した分を教育費へ
  • 副業・ブログ収入:少額でも積み重ねる

「学資保険だけで安心」という思い込みから抜け出して、複数の手段で準備していく。それが今の結論です。

まとめ

📋 この記事のまとめ

  • 我が家の学資保険:175万円払込 → 200万円受取(利回り年0.3%程度)
  • 教育費の目安は小学校〜大学で約2,000万円
  • 学資保険の200万円でカバーできるのは全体の10%
  • 学資保険の本質は「強制貯蓄の仕組み」。利回りより継続性に価値がある
  • 自分で投資できるなら積立NISAの優先度が高い
  • 今入っている学資保険は途中解約より満期継続が基本

「学資保険に入っている」ことと「教育費の準備ができている」ことは、別の話です。我が家は10年間それを混同していました。

まず教育費の総額を計算して、学資保険でカバーできる分とそれ以外を分けて考えることが、最初の一歩だと思います。

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