楽天モバイルの株主優待eSIMをきっかけに、しばらくメイン回線として使っています(経緯は前回の記事)。「楽天モバイルって実際どうなの?」を確かめるべく、通勤で使う高崎線・鴻巣〜浦和間と、職場の浦和で電波状況を実測しました。
結論から言うと、朝の通勤については想像していたよりずっと快適でした。
ただし、その3ヶ月後に帰宅時も含めて測り直したら、まったく違う顔が出てきました。5G+と表示されているのに「インターネットに接続されていません」と出る駅もありました。そちらは記事の後半に追記しています。
✅ 2026年6月時点の結論(朝と昼の測定)
- 高崎線・鴻巣〜浦和間、上尾駅構内以外は4G/5Gが安定
- 大宮以南(さいたま新都心・浦和)は朝の時間帯なら5G+が安定して入る
- お昼の混雑時間帯(浦和の職場・屋内で定点測定)も終始5G圏内でネット・SNSが快適
- 同条件で比較していた日本通信SIMより明らかに快適
- 「通信品質はソフトバンクに軍配」と評価していた場面でも、遜色ない、むしろ勝る印象
📌 2026年9月、測り直しました
6月に測ったのは朝と昼だけでした。9月に帰宅時も含めて測り直したら、結果がかなり違いました。「5G+と表示されているのに繋がらない」場面もありました。駅ごとの9月データは記事後半の測り直したら、別の顔が見えたにまとめています。
朝(通勤時間帯)実測データ
楽天モバイルの電波状況を、高崎線・鴻巣〜浦和間で駅ごとに実測しました。
| 区間・駅 | 電波状況 | 備考 |
|---|---|---|
| 鴻巣駅構内 | 4G | |
| 鴻巣→北本 | 4G→5G→4G | |
| 北本駅構内 | 4G | |
| 北本→桶川 | 4G→5G+→4G→5G+ | |
| 桶川駅構内 | 5G+ or 4G | |
| 桶川→上尾 | 5G+ | |
| 北上尾付近 | 4G or 5G | |
| 北上尾→上尾 | 4G→5G+→4G | |
| 上尾駅構内 | 4G(電波2本) | 区間内で最も弱め |
| 上尾→宮原 | 5G+→4G→5G+→4G→5G+ | |
| 宮原駅構内 | 4G(電波3本) | |
| 宮原→大宮 | 5G+→4G | |
| 大宮駅構内 | 4G | |
| 大宮→さいたま新都心 | 4G→5G→5G+ | |
| さいたま新都心駅構内 | 5G+ | |
| さいたま新都心→浦和 | 5G+→4G→5G→5G+ | |
| 浦和駅構内 | 5G+ |
昼間の実測(浦和の職場にて):混雑時間帯でも安定
昼間は通勤区間ではなく、浦和の職場で定点測定しました。動画視聴のようなチェックまではしておらず、あくまでSNSが見られるか・インターネットに普通につながるかという観点での確認です。
結果は終始5G圏内で安定。ランチタイム(12:00〜12:45頃)の混雑する時間帯でも、SNS閲覧もネット接続もまったく問題ありませんでした。
※ここでいう「混雑時間帯」は、職場の屋内で定点測定したランチタイムのことです。帰宅ラッシュの電車内は、これとはまったく別の結果になりました。詳しくは記事後半の9月の実測をご覧ください。
日本通信SIM・ソフトバンクとの比較
同じ高崎線・浦和エリアで、以前使っていた日本通信SIMとも比較してみます。
| 時間帯 | 日本通信SIM | ソフトバンク | 楽天モバイル |
|---|---|---|---|
| 朝の通勤時間帯 | ほぼ全線で快適 | 混雑エリアで落ちることあり | 上尾駅構内以外は安定 |
| 昼12:00〜12:45 | 電波がかなり悪化 | 混雑で落ちることあり | 終始5G圏内で安定 |
日本通信SIMのレビューでは「通信品質だけで比べればソフトバンクに軍配」と評価していました。ソフトバンクも混雑エリアでは落ちることがある、という結果でした。
今回の楽天モバイルの実測では、そのソフトバンクが弱さを見せていた混雑時間帯でも、終始安定していたのが正直驚きでした。もちろん条件やエリアによって差はあると思いますが、少なくとも高崎線・浦和エリアでは「大手より安い回線だから」という不安は当てはまりませんでした。
料金も含めて総合比較すると
通信環境だけでなく、料金面も含めて3社を並べてみます。
| 項目 | 日本通信SIM | ソフトバンク | 楽天モバイル |
|---|---|---|---|
| 月額料金の目安 | 2,178円(50GB) | 7,238円 | 3,278円(Rakuten最強プラン・ギガ無制限) ※最強家族プログラム適用なら3,168円 |
| 混雑時間帯の安定性 | 弱い(電波悪化しやすい) | やや弱い(落ちることあり) | 安定 |
| 回線の仕組み | ドコモ回線を借りて提供 | 自社回線 | 自社回線 |
こう並べると、楽天モバイルはソフトバンクの半額以下の料金で、通信の安定感は同等かそれ以上という結果になりました。日本通信SIMは料金の安さでは強いものの、混雑時間帯の弱さは今回もはっきり出た形です。
【2026年9月追記】測り直したら、別の顔が見えた
上の実測は、乗り換え直後の6月に測ったものです。ただし測ったのは朝の通勤時間帯と、昼の職場(定点)だけでした。
3ヶ月使ったあと、9月に帰宅時も含めて測り直しました。そうしたら、6月には見えていなかった弱点がはっきり出ました。良い結果だけ残しても意味がないので、そのまま載せます。
9月の実測|行き(朝・北本〜さいたま新都心)
| 地点 | 表示 | 実際の使い勝手 |
|---|---|---|
| 北本・桶川 | 5G+ | 動画の読み込みが遅い |
| 上尾駅 | 4G(アンテナ3本) | 動画が止まる |
| 上尾 → 宮原 | 5G+ | アンテナ本数が減り、ちょこちょこ止まる |
| 宮原駅 | 4G | 比較的良好 |
| 宮原 → 大宮 | 5G+ | 発車直後から5G+ |
| 大宮駅 | 4G | 検索を実行しても繋がらない |
| さいたま新都心 | 5G+ | — |
9月の実測|帰り(帰宅時・浦和〜北上尾)
6月に測っていなかったのがこちらです。結果はかなり厳しいものでした。
| 地点 | 表示 | 実際の使い勝手 |
|---|---|---|
| 浦和駅 | 4G | ほぼ繋がらない。AIも動画も無理 |
| さいたま新都心 | 5G+ | 表示は良いが、快適には繋がらない |
| 大宮駅 | 4G | 生成AIは通信不可。LINEも繋がりが悪い |
| 大宮 → 宮原 | 4G → 5G+ | 後半は安定 ◎ |
| 宮原 → 上尾 | 4G → 5G+ | 序盤は悪く、上尾に近づくと回復 |
| 上尾駅 | 5G+(アンテナ1本欠け) | 「インターネットに接続されていません」と表示。動画もAIも停止 |
| 上尾 → 北上尾 | 4G → 5G+ | しばらく不通。5G+になっても止まったまま |
測り直して分かった4つのこと
①「5G+と表示されている=快適」ではありません
これが一番の発見でした。上尾駅では5G+表示なのに「インターネットに接続されていません」と出ましたし、さいたま新都心も表示は良いのに快適には繋がりません。アンテナの表示は、実際に使えるかどうかの保証にはなっていませんでした。
②大きな駅ほど弱い。帰宅ラッシュは特に厳しい
大宮・浦和という乗降客の多い駅で、そろって4Gに落ちて繋がらなくなりました。帰宅時の浦和駅では、生成AIも動画も使えません。人が集まる場所ほど弱くなる、という分かりやすい傾向が出ています。
③安定しているのは「駅と駅のあいだ」
逆に調子が良かったのは、大宮〜宮原間の後半のような走行中の区間でした。駅に着くと落ちて、走り出すと戻る。この繰り返しです。
④4G→5G+に切り替わった直後は固まりやすい
表示が5G+に変わっても、通信がすぐには復活しません。上尾〜北上尾間では、5G+になってからも止まったままでした。切り替えのタイミングに弱さがあるようです。
数値に出ない弱点|地下と、動画の切り替え
駅ごとの測定では出てこない弱点も、3ヶ月のあいだに2つ見つかりました。
地下の自販機で、決済が通らなかった
職場が入っているビルの地下に、Coke ONアプリ対応の自動販売機があります。午後2時ごろ、試しにアプリで買おうとしたら電波を拾えず決済できませんでした。
気づいたきっかけは、UQモバイルを使っている後輩の「あの自販機、電波拾えないんですよね」という一言でした。じゃあ自分も試すかと思ってやってみたら、結果は同じく圏外。別々の回線で、同じ場所が同じように圏外になったわけです。特定のキャリアの問題というより、地下という環境そのものの話に近いのかもしれません。
ソフトバンクを使っていた頃も、特定の駅でまったく通じないことがありました。キャリアを変えても「ある場所だけ圏外」からは逃れられない、というのが正直な実感です。
動画を「切り替えた瞬間」だけ不安定になる
YouTubeなどの視聴そのものは問題ありません。ただ、電波の弱い場所で別の動画に切り替えると、そこで再生が不安定になることがありました。見続けている分には気づかないのに、切り替えの瞬間だけ弱さが出ます。これは上の④とも通じる話だと思っています。
3ヶ月使っての、正直な結論
6月の記事で「電波は想像以上だった」と書きました。朝の通勤については、いまもその評価を変えていません。北本・桶川や宮原、駅間の走行中は問題なく使えています。
ただ、帰宅ラッシュの大きな駅は、はっきり弱いです。浦和や大宮でLINEが繋がりにくいのは、人によっては困る場面だと思います。6月に帰宅時も測っていれば、最初からこう書けていました。
結局のところ、料金の安い回線を使うというのは多少の我慢を前提にするということだと思います。どんな場面でも100%快適を求めるなら向きません。でも「駅で数分繋がらなくても、料金が半分以下なら納得できる」と思えるなら、十分に選択肢になります。僕自身は、いまのところ後者です。
向いている人・慎重に考えたい人
| ✅ 向いている人 | ⚠️ 慎重に考えたい人 |
|---|---|
| 自宅・職場での連絡・SNS・動画視聴が中心 | 帰宅ラッシュの大きな駅で、毎日スマホを使う |
| 電車で調べ物をするのは「たまに」程度 | 通勤中に生成AIや地図アプリを常用する |
| 駅で数分繋がらなくても気にならない | 地下街・地下フロアでのスマホ決済が日常 |
| 多少の不便より料金の安さを優先したい | どんな場所でも100%快適であってほしい |
※9月の測定は、行きが朝の通勤時間帯、帰りが帰宅時間帯。いずれも高崎線の同一ルートでの個人の体感レポートです。
まとめ
「安い回線=電波が心配」というイメージがありましたが、高崎線・鴻巣〜浦和の通勤区間では実測してみて特に不安は感じませんでした。上尾駅構内だけやや弱めですが、それ以外は4G/5Gが安定して入ります。
日本通信SIMより明らかに快適で、ソフトバンクが弱さを見せる混雑時間帯でも安定していたのは、正直予想を超えていました。株主優待をきっかけに使い始めましたが、優待がなくても選択肢に入れていいサービスだと感じています。
ただし3ヶ月後に測り直して、評価を分ける必要が出てきました。朝の通勤については、いまもこの評価のままです。一方で、6月に測っていなかった帰宅ラッシュの大きな駅(浦和・大宮)は、はっきり弱いという結果が出ました。
それでも料金が半分以下であることと引き換えなら、受け入れられる範囲だと思っています。6月の数値と9月の測り直し、両方を見たうえで判断してもらえればと思います。
電話番号を変えずにまず試してみたい方は前回の記事で方法を紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
※本データは2026年実測に基づく個人の体感レポートです。電波状況は基地局増設や時間帯・混雑状況により変動します。


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