この記事では、退院後に起きた「皮下気腫」という予想外のトラブルと、術後の体の正直な変化を書いていく。同じ手術を受けた方、これから受ける方の参考になれば。
術後2日目、体に起きた異変
退院から2日後、在宅で仕事をしていた。便意を催してトイレに向かったところで、事件が起きた。
きっかけは「いきみ」
入院中に水分を十分に取れなかったせいか、少し便秘気味だった。トイレにこもって1時間ほど粘ったが、出そうで出ない状態が続く。さすがにまずいと思い、娘に水と百草丸を持ってきてもらった。水を3〜4杯飲んでしばらくすると、なんとか用を足せた。
問題はトイレから出た後だった。
鏡を見たら「アザラシ」になっていた
洗面台の鏡を見て固まった。顔と首の境目がわからないくらい浮腫んでいた。アザラシのように。
触ってみると、頬から胸のあたりにかけてプチプチと水泡が割れるような音がする。妻と娘に見せると、最初は面白がって触っていたが、急に不安になったらしく「病院に電話しよう」ということになった。
病院に電話すると「外科の医師がいないので翌日に」と言われたが、無理を言って診てもらうことにした。
診断:皮下気腫だった
皮下気腫とは
空気が皮膚の下にたまる状態のこと。胸腔鏡手術や気胸の後に起こることがあるらしい。
なぜ起きたのか
担当医からは「手術後に起こりうる症状」とCTとレントゲンを見せてもらい、説明を受けた。
- 退院が1日延びた原因でもある「肺が完全に戻っていなかった」状態で、体内に空気の隙間があった
- 傷口が完全にふさがっていなかったため、強くいきんだときに空気が入り込んだ
- 体の一部にあった空気が、いきんだことで周囲に広がってしまった
いずれにせよ、「強いいきみ」がきっかけだったようだ。
翌日にもCTとレントゲンを撮ってもらい、空気の量が増えていないことから間違いなさそうだった。
さらに予想外の出来事
思った以上に体が疲れる
退院2日目に少し外を歩いてみたが、すぐに疲れてだるくなった。退院1日目は寝返りのたびに傷が痛んで眠れなかった分の疲れが出たのかもしれない。2日目以降は傷の痛みもだいぶ落ち着き、寝返りも少しずつできるようになってきた。
まさかの出来事(おねしょ)
退院後6日目の夜。トイレで用を足す夢を見た。
普段なら夢の中でも止められる。でも今回は出てしまった。
おねしょだ。
夢の中のつもりでそのままトイレへ行き、用を足してから気づいた。
「え?」
パンツが濡れていた。すぐに洗濯した。
ちょうど皮下気腫の検査日だったので担当医に相談すると、「体の大きな変化があった直後なので心配ない」と言われた。それを聞いてひとまず安心した。
経過:皮下気腫はどうなったか
翌日はあまり変化がなかったが、その後は徐々に浮腫みが引いてプチプチ音もしなくなっていった。レントゲンで肺の状態と空気の量を確認してもらい、問題なしと言われてホッとした。
術後に気をつけること3つ
① 強くいきまない 手術後の傷口から空気が漏れて皮下気腫になる可能性がある。便秘気味のときは水をしっかり飲んで、いきむ前に対処する。
② 無理をしない 自分では平気なつもりでも、体は確実に疲れている。退院後2〜3日は自宅で安静にした方が無難だ。
③ 変化があればすぐ相談する 「こんなことで電話していいのか」と迷わず、担当医や病院に早めに連絡する。担当の窓口と事前にすり合わせておくとスムーズだ。
まとめ
術後は「いつも通り」じゃないと思っておくことが大事だと実感した。
僕の場合は「便秘→強いいきみ→皮下気腫」という流れだった。水分をしっかり取って、少しだけ体を動かすだけでも予防できたかもしれない。
予期しないことは起きる。でも慌てずに、病院に相談できる状態を保っておけば怖くない。
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