お盆も本番。実家から新幹線でUターンする方も多いタイミングだと思います。
そこで気になるのが「格安SIMって、新幹線でちゃんと使えるの?」という問題。
僕は6月末に楽天モバイルへ乗り換えたばかりなのですが、帰省で東京から広島まで新幹線で移動する機会がありました。せっかくなので、道中ずっとスマホの電波表示を気にしながら、実際にサイトを開いたりして過ごしてみました。
結論から言うと、圏外になったのは4時間の道中で2か所だけ。そして予想外の発見もありました。
この記事でわかること
- 東海道新幹線・山陽新幹線での楽天モバイルの電波表示の変化
- まったく繋がらなかった区間はどこか
- 「4G表示」でも中身が全然違うという話
- 同じ車内でソフトバンク回線を使っていた家族はどうだったか
なお、これはきちんとした計測ではありません。スピードテストのアプリなどは使っておらず、スマホ画面の表示(5G+/4G/圏外)を見ながら、実際にサイトを開いたりAIとやり取りしたりして「サクサク動くな」「これは待たされるな」と感じた内容をまとめたものです。
数値としてのデータをお求めの方には物足りないと思いますが、「実際に乗ったらどんな感じなの?」を知りたい方の参考になればと思います。
東海道区間(東京〜新大阪):ほぼ5G+で快適だった
まず東京を出発してからの東海道新幹線区間。
こちらはほぼ終始「5G+」の表示でした。
トンネルに入ると4Gに落ちる場面はありましたが、抜ければ数分で5G+に復帰します。何より、この間通信が途切れて困るということが一度もありませんでした。チャットの返信も、画像の多いサイトを見るのも普通にできました。
正直、乗る前は「トンネルだらけだし厳しいかな」と思っていたので、これは良い意味で予想外でした。
山陽区間(新大阪〜広島):ここからは4Gが主戦場
雰囲気が変わったのは新大阪を過ぎてからです。
山陽新幹線は東海道に比べてトンネルの割合が一気に増えます。ここからは4G表示が基本になり、5G+が出るのは断片的でした。
面白かったのは岡山駅。停車中にもかかわらず4Gのままで、5G+にはなりませんでした。駅に停まれば電波が良くなる、というわけでもないんですね。
そして広島が近づくと、再び5G+に復帰。市街地に入ったタイミングでした。
トンネルで分かりやすかったのが「AIの回答待ち」
この区間で体感として一番はっきりしていたのが、AIとのやり取りでした。
今回の旅行では、移動中にAIへ「どの順番で回るのがいいか」といった相談をしていました。せっかくなので現地の情報も聞いておこうと思ったんです。
そのやり取りの中で気づいたのですが、山陽区間のトンネルに入ると、回答が返ってくるのを待たされる場面が明らかに増えました。
AIの返答って、文字が少しずつ流れるように表示されますよね。だから通信が細くなると「あ、止まってるな」というのがすぐ分かるんです。サイトを開くのと同じで、通信の状態がそのまま体感に出る使い方だと思います。
逆に言えば、東海道区間ではこの「待ち」をほとんど感じませんでした。同じ新幹線でも、区間によってこれだけ違うのかというのが正直な感想です。
まったく繋がらなかったのは2か所
4時間の道中で、電波が完全に届かなくなったのは次の2か所でした。
- 六甲〜新神戸のあたり
- 岡山の手前
逆に言えば、それ以外の区間はずっと何かしら繋がっていたということになります。4時間の移動で圏外が2回なら、個人的には十分に許容範囲でした。
いちばんの発見:「4G」にも3種類あった
今回いちばん面白かったのが、これです。
同じ「4G」という表示が出ていても、中身がまったく違うということが分かりました。整理するとこの3つです。
① 東海道区間のトンネル内の4G → 問題なく使える
表示は4Gに落ちるけれど、通信自体は普通にできる。
② 山陽区間の一部の4G → 表示は出ているのに繋がらない
アンテナは立っているのに、実際には通信できない。今回いちばん困ったのがこのパターンでした。
③ それ以外の区間の4G → 安定して使える
山陽区間でも、多くの場所ではこちらでした。
つまり、「山陽区間の4Gは全部ダメ」ではなく、繋がらない場所が点在しているというのが正確な表現になります。
実はこの「表示は出ているのに繋がらない」現象、以前の記事でも少し触れたのですが、職場のビルの地下でも同じことがありました。アンテナが立っている=使える、ではないというのは、格安SIMを使ううえで覚えておいて損はないポイントだと思います。
おまけ:隣でソフトバンク回線を使っていた家族はどうだったか
今回、たまたま同じ車内で比べられる状況がありました。
娘が、妻のスマホ(ソフトバンク)からテザリングでネットにつないでYouTubeを見ていたんです。同じ列車、同じ時間、同じ区間。条件はまったく同じです。
見ている限り、娘のYouTubeは特に問題なく再生できていたようでした。
ただ、これをもって「やっぱりソフトバンクの方が強い」と言い切るのは早いかなとも思っています。というのも、YouTubeのような動画配信は、あらかじめ先の分まで読み込んでおく仕組みになっているので、多少電波が途切れても再生自体は止まりにくいからです。
一方、僕がやっていた「サイトを開く」「AIに質問する」といった操作は、その瞬間に通信できないと結果がすぐ画面に出ます。つまり、電波の悪さが分かりやすく表れる使い方だったとも言えます。
なので厳密な比較ではないのですが、「動画を見て過ごす分には、そこまで違いを感じない場面もある」という一例として書いておきます。長距離移動の過ごし方としては、けっこう現実的な話じゃないでしょうか。
まとめ:新幹線の楽天モバイルは「4Gが主戦場、でも日常利用には耐える」
今回の東京〜広島で分かったことをまとめます。
| 区間 | 主な表示 | 使用感 |
|---|---|---|
| 東海道(東京〜新大阪) | ほぼ5G+ | 問題なし |
| 山陽(新大阪〜広島) | 4Gが主体 | 概ね使えるが圏外が点在 |
| 岡山駅(停車中) | 4G | ー |
| 広島手前 | 5G+に復帰 | 問題なし |
ざっくり言えば、都市部では5G+、都市間の移動中は4Gが基本という結果でした。
大手キャリアと比べれば快適さで劣る場面はあるでしょう。でも、調べ物もAIとのやり取りも、道中の大半の時間は普通にできました。山陽区間のトンネルで多少待たされることはありましたが、「使えない」というレベルではありません。
「新幹線の中で仕事の資料を大量にやり取りする」といった使い方でなければ、十分に実用範囲だと思います。
格安SIMは、多少の我慢を前提にするもの。そう割り切れる人にとっては、楽天モバイルはむしろ健闘している方ではないでしょうか。
お盆のUターンで新幹線に乗る方へ
上りのUターンラッシュは8/15〜16がピーク。もし同じように格安SIMで長距離移動を予定しているなら、こんな準備をしておくと安心です。
- 調べ物は駅に近づいたタイミングでまとめて(都市部なら電波が安定します)
- 動画を見るなら、乗車前にダウンロードしておく(先読みされるので意外と耐えますが、念のため)
- 圏外になっても数分で復帰することが多いので、慌てない
- 子どもの暇つぶし用の動画は、家でDLしておくのが確実
僕自身、今回の移動で「思ったより困らなかったな」というのが正直な感想でした。帰省の参考になれば嬉しいです。


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