非日常は突然やってくる
42歳、年末の目の不調から始まった闘病。 まさか自分が全身麻酔で手術台に上がるとは思わなかった。
家計の見直しを始めたのが今年に入ってから。その頃から目の不調はあったけど、それが結果として手術につながるなんて思ってもいなかった。
健康体であることがいかに素晴らしいのかを実感した4日間だった。
体のどこかに異常を感じたら、早めに大きな病院に行ってほしい。たいしたことないと思っていたことから、大きな病気が見つかることがある。 手遅れだったら、という病気ではないけれど、僕の場合は病気に気づいてから確定診断まで4か月かかりそうだ。その間、家族のこと、職場のこと、お金のこと……考えることが本当にたくさんあった。
生検のリアル
1日目|3月30日(入院・手術)
9:30 口腔外科 歯のぐらつき、噛み合わせに問題がないかチェック。口の中に手を突っ込んで触って確認するスタイルだった。
9:55 入院手続き書類の提出・体温検査 娘の面会は、集団生活をしている小学生は感染リスクがあるため難しいとのこと。看護師さんに案内されて入室へ。入室する部屋にはインターホンが設置されていて、自由に出入りできないようになっている。娘とハグしてしばしお別れ。
10:10 入室。4人部屋の一番手前のベッドへ。部屋の中はほんのり暖かい。
10:20 血圧と体温を計り、手術着に着替える。
10:50 点滴を刺す。勢いよく血が飛び出たらしく、シーツが汚れてしまった。点滴自体は痛くない。そこからしばらく本を読んだりうとうとしたり。途中で手術が13時に早まると看護師さんが教えてくれた。
12:30 担当医が来てマーカーを首筋にちょんちょん。手術する側を間違えないようにかな。
13:30過ぎ 手術スタート 手術室の扉を通り、初めて手術台に乗る。7人くらいで手術にあたってくれる。音楽が流れていて、緊迫した感じが少し和らぐ。アレルギーの確認のあと、麻酔を導入。眠くなる薬を点滴から入れられて、そのまま意識がなくなる。
手術終了後(時間不明) 目が覚めて、自分で呼吸を開始する。呼吸できない状態から一気に呼吸を始める感じ。すごく息を止めていた感じがする。いつの間にかパンツを脱がされていたらしく、モゾモゾと履かせてもらう(恥ずかしい)。その後の記憶は曖昧で、いつの間にか病室のベッドに戻っていた。
15:30 意識が戻る。なんとなく頭が痛い。右の脇腹が少し痛むけど、そこまで大きな痛みはない。管だらけ。息をすると少し痛む感じ。頭が痛くて少し吐き気もある。少し寒いので電気毛布を入れてもらう。
17:00 頭のぼーっとした感じが取れてくる。脇腹は少し痛いけど、動かなければ大丈夫な感じ。トイレは尿瓶を使う。
18:15 夕飯が運ばれてくる。配膳係の人が荷物を構わず動かすので雪崩が起きる。酸素マスクを外す予定と話したら「看護師と確認します」と言ってしばらく放置。
18:20 医師が確認に来て「大丈夫そう」と言って出ていく。
18:45 酸素マスク・心電図を外す。
18:50 念願のトイレへ。
18:55 米飯180g、ツナローフ、豆腐きのこあんかけ、果物(洋梨缶)。余裕の完食。足りない。でもここは慎ましく笑
入眠後 体を動かせない分、ちょこちょこ目が覚める。右脇腹は少し痛む。左側に体を傾けると痛みが出る。3時ごろから右腕が肘の外側から手首にかけて痛む。痺れのような感覚。喉も痛む。人工呼吸器を入れたせいかな。
2日目|3月31日
7:00 肺のレントゲン撮影。その後、体温・血圧・呼吸して咳払いする検査を実施。
7:35 朝食 米飯180g、味噌汁、鶏肉の野菜スープ煮、とろろ、ヨーグルト。足らん。 思わず「おかわりできますか」と聞いてしまった。すると栄養士さんが笑いながら、「おかわりはできないけど量が増やせるか先生に聞いてみます」と答えてくれた。
12:25 昼食 米飯180g、カツ煮、切干ごま酢和え、ポテトサラダ。願い叶わず。
16:20 担当医のお許しが出て売店へ。臭いの出ないものを買う。
18:25 夕飯 米飯180g、白身魚のピザ風、冬瓜えびあんかけ、みかん缶。
入眠後 寝返りが打てないせいか2時間ほどで目が覚める。脇腹も少し痛むのでよく寝付けない。喉の痛みが強く、咳き込むと脇腹が痛い。
3日目|4月1日
7:25 朝食 米飯180g、味噌汁、スクランブルエッグ、野菜サラダ、ヨーグルト。
8:15 体温・血圧・レントゲン。
8:25 脇腹の管が抜ける。これが地味に楽になる。
12:25 昼食。
16:30 肺のレントゲン撮影。
17:30 担当医から「肺が少し縮まっているので、明日もう一度レントゲンを撮って退院を決める」との話。
18:20 夕飯 米飯180g、鱈ムニエルタルタルソース、マカロニサラダ、チンゲン菜のお浸し。
4日目|4月2日(退院)
4:00 目が覚める。
6:45 体温・酸素濃度・血圧測定。点滴の管を抜いてもらう。
6:50 肺のレントゲン撮影。担当医から「肺の状況次第で退院できるかも」という話。
7:20 朝食 米飯180g、チキンと豆のトマト煮、ポパイサラダ、味噌汁。
8:18 うとうとしていると担当医が来て「今日退院できる」と説明してくれた。
9:00 シャワー。久しぶりの洗髪は気持ち良すぎる。臭いがすごかった。
11:30 薬剤師から痛み止めをもらう。
12:00 看護師からもらった精算額が「153,40円」となっていたので間違いかと聞いたところ、「153,040円」だった。
12:15 最後の食事 米飯180g、赤魚の照焼き、いんげんの当座煮、白桃の缶詰。赤魚の照焼きが美味しかった笑
14:00 退院!!
入院・検査いくらかかった?
支払金額の合計は約15万円(153,040円)。

主な内訳(医療点数)はこのとおり。※1点=10円なので、点数×10円が医療費の目安になる。
- 手術:19,108点(約19万円)
- 麻酔:7,660点(約7.7万円)
- DPC総括:20,605点(約20.6万円)
自己負担割合が30%なので、実際にかかった医療費の総額は約50万円ということになる。
健康だと思っていた自分でも、一瞬でこれだけの出費が発生する。
ちなみに領収書に「この領収証は高額療養費の請求や医療費控除に必要です」と書いてあった。高額療養費制度を使えば上限額を超えた分が後から戻ってくる可能性があるので、退院後に確認する予定だ。
入院中の必須アイテム
実際に4日間使ってわかった、あってよかったものをまとめる。
- パソコン:ブログの編集・動画視聴(primevideo、Youtube)など多岐にわたって大活躍

- スマホ:言わずもがな
- フェイスシート:体が臭くなるので必須
- 延長コード(口が多いタイプ):ベッドからコンセントまで遠いので必須。複数口あると充電がはかどる
- スマホスタンド:スマホが自立すると格段に楽
- ドライシャンプー:お風呂に入れないので頭が気持ち悪い
- 水:食事の飲み物では足りない
- 軽食:内臓が元気な場合、病院食だけでは絶対に足りない

天井を見つめて考えた「お金」のこと
手術後、管に繋がれ、自由が利かない体。ふと頭をよぎったのは、やっぱり家族のことだった。
この手術でようやく治療の方向が定まる。治療が終わるまで、不便をかけるなと思った。そして、仕事のこと、残された家族の生活費のことも考えた。
年間90万円払っている保険は、今この瞬間の自分を守ってくれるのか?住宅ローンはどうなる?子どもの学費は?
でも、すぐに気づいた。入院前にFP相談をしていて、本当によかったと。
「マネードクター」で相談したことで、今後の取り組みの方向が明確になっていた。まずは家計の棚卸し、次に貯蓄や投資にいくら回すかを検討する。保険のあり方も含めて事前に整理できていたことが、あの病室での精神的な支えになっていた。
病気になってからでは遅い。元気なうちに、あるいは「疑い」の段階でプロに相談しておいて本当によかったと思っている。
この入院を経て、家族のために何を準備しておくべきかが少しクリアになった気がしている。同じように考えている方の参考になれば。
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